エバーグリーンブラウザ(Evergreen Browser)とは、自動で最新版にアップデートされるようになっているブラウザです。
Evergreen: 常緑,いつまでも新鮮というところから来ています。
それだけ？というところなのですが、これによりWeb開発の現場は大きく変わります。
すでに主要ブラウザである
・Google Chrome
・Firefox
・Microsoft Edge
はエバーグリーンブラウザです。
（主要ブラウザでは唯一SafariがOSのバージョンと連動しておりエバーグリーンブラウザではありません。）
以前はInternet Explorerなど、バージョンごとに仕様も異なり旧バージョンの利用者も多かったため、
IE8,IE9,IE10などそれぞれでテストを行う必要などがありました。
そして（大体は）ブラウザのサポート期限まで対象としてカバーしなければならず、
新しい規格や機能がでてきても古いバージョンのブラウザでは使えないので、それらがまともに使えるようになるまで数年がかかりました。
しかし、現在はエバーグリーンブラウザのみを対象としているのであれば、
新しい規格や機能がでてきた際、エバーグリーンブラウザ全ての最新版で対応がされれば、すぐに使うことができるようになりました。
エバーグリーンブラウザであれば
・開発のテストのパターンが最新版のみでよいので手間が半分以下
・古いバージョンで使えなくても関係ないので新しい規格や機能がすぐに使える
ということになります。
エバーグリーンブラウザにより、主にフロントを中心としてWebの開発は加速していくことでしょう。