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Webサイトにおける著作権表示の書き方

サイトによって色々な書き方がある著作権表示、いわゆるコピーライト。
結局どうするのがいいのか調べた。結論だけ知りたい方は最後へ。

日本など多くの国では著作権表示は不要

ベルヌ条約にて著作権表示の有無に関わらず、著作物を著作もしくは発表した時点で自動的に著作権が発生することが定められており、ヨーロッパ諸国やアメリカ合衆国など多くの国がこれに加盟している(無方式主義)。
カンボジアなど一部の国でのみ表示が必要となっている(方式主義)。
万国著作権条約にて無方式主義と方式主義の国家間での保護のあり方が定義されている。
こうみるとほぼ意味はないようだが、アメリカでは表示がなければ「知らなかった!」で賠償責任を逃れられるケースがあるので表示するほうが無難

著作権表示の書式

万国著作権条約に基づく、必要とされている表示は下記3つ。
©
Copyright という表記は完全ではない。©のみが万国著作権条約で保障されている。ただし、打てない端末もあるので代替として(c)も用いられることはある。
著作権者の氏名(基本はラテン文字、いわゆるアルファベット)
著作者ではなく著作権者の氏名を表示する。
最初の発行の年(基本は西暦)
 必須は発行年。最終更新年として現在の年を書いてもいいがそちらは省略可。…なのだが、今年の年を記載するところが大半。
順序は定められていない。
また、よく見る「All rights reserved」はブエノスアイレス条約に基づくもの。
両条約に対応するために書かれていたが現在は加盟国がすべてベルヌ条約にも加盟しているので表記しなくてもよくなった。
とはいえ書いていたものをわざわざ消す必要もなく、書いて損はないので記載される事も多い。
ということで最低限だと
© 2018 Example Inc.

結局は大手にあわせるのが無難

日本語の記事を漁ると、間違った内容が氾濫していた。おそらく大元があってそれを見てコピー記事かいたんだろうなーというようなところ。
日本語だけだし海外なんて関係ない!という場合は気にしなくてもよいが、海外も考慮すると結局はグローバルな大手の表記にあわせるのが無難。
あとなんといってもクライアントや提携企業に不安を与えないのが大事。
実はこうなんですよ!と言うよりは大手のxxxも最近はこうですよ、という方がこと日本においては安心する人は多い。
ということで結論は長くてしてカッコつけたり、お硬いところ向けに体裁ととのえたければ
Copyright © 2018 Example Inc. All rights reserved. (Appleなど)
最近の動向としては短い
© 2018 Example Inc. (Youtubeなど)
Example Inc. © 2018(Facebookなど)
のどれかで記載するのがよさげ。
また、長いものは9pxなど小さい文字サイズが基本だが短くなるのに合わせて文字は14pxなど大きくなる傾向にある。
(例は2018年、会社はExample Inc.として。)
法律まで完全に調べきれたわけではないけれど結論はでたのでこのへんで。

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